著者: 北野 唯我
概要
30年前の終身雇用が当たり前の時代においては、転職の選択肢はほぼなかったが、現代において、転職とは普遍的なものとなっている。しかしながら、初めての転職というのは怖いものである。これまでの経験を生かすことができるのか、福利厚生といったところの水準はこれまでのものとどうなのだろうかといったところ。実際、転職において必要なものは、「情報」「スキル」だけではないのである。その情報を正しく「判断」できる力というものである。その判断について、この著作では話をしていく。
章ごとの概要
第1章 仕事の「寿命」が切れる前に、伸びる市場に身を晒せ
1 – 自分のマーケットバリューを測ること
転職、もとい仕事をする上で、大事なことは、自分のマーケットバリューを測ることである。マーケットバリューとは、主に3つで分類される。技術資産、人的資産、業界の生産性である。技術資産とは、言葉の通り自分がどの程度技術を持っているかというところである。プログラミングといったものが、技術資産といえるでしょう。これは、主に「経験」「専門性」で構成されている資産である。そして、人的資産はどんな人にも好かれる人間性というところである。なぜか、上司に気に入られがちな人があなたの周りにもいると思います。そのような人間が持つ資産です。最後に、業界の生産性です。コンサルの人とファストフードの店長を想像してみてください。仕事の忙しさは両者ともに同じぐらいかもしれません。(これはイメージなので、事実と乖離しているかもしれない。)しかし、もらっている給料は、10倍程度違うかもしれないです。業界ごとの生み出すものの価値が、業界の生産性というものです。
4 – 伸びる市場の中から、ベストな会社を見極める
本著作における会社選びの軸は、3つある。1つは、マーケットバリュー。2つは、働きやすさ。3つは、活躍の可能性である。ここで一つ大事なことは、マーケットバリューと働きやすさは比例するということだ。マーケットバリューのある会社は、働きづらいと感じるかもしれない。しかし、それは違っている。成功し続けている会社の内部は、雰囲気が良いものである。そして、活躍の可能性も大事である。面接の際に、キャリアイメージが描けることが大事である。
この本を読んでの感想
この本を読んでの感想
自分が就活をする年齢になったので、そのことに関連する内容に興味がわき、読んでみました。この著作は、「転職」についてをメインターゲットにしてますが、新卒の就活にも応用することができるところがあると思いました。実際に、就職するべき業界に関してなどの業界探しであったり、内定をもらった際の比較項目というものができたと思います。ただ、漠然と成長性を上げていた自身にとって、企業自体の成長性・市場自体の成長性・自身のキャリアアップといった3つに分類することができたのは一つよかったポイントだと思います。社会人になり、転職を考えるようになってくるだろう3年後に再度読みたいと思う文章でした。
この本のおすすめ度(☆3)
この本は、いろいろな人に手に取って読んでもらえる本だと感じました。実際に、転職をする人にとっては非常に読むことをお勧めしたいものとなっています。転職の際、業界・市場・会社・マインドといったところの分析を実施するために必要なノウハウやフレームワークといったところを学ぶことができると考えています。まだ、転職を考える必要がない時や、若干考え始めている人にはお勧めできる著作だと思います。ただ、ほかの転職の本とは大きく異なるところはないと考えているため、この本だからこそといったところは少なかったです。。そのため、おすすめ度は☆3とさせていただいています。