著者: 樺沢 紫苑
概要
人間は、だれしもが悩みを持っているだろう。しかし、同じような悩みを持っていながら、人によってはとても快適に日常生活を過ごしている人を見かけないだろうか?そのような人たちは、日常的に悩みの種を、「どうにかなる」といったポジティブな視点からとらえていると考えられる。そのようなポジティブさを会得するためには、多角的な視点を会得することに加えて、悩んでいることを口に出して言語化することが大事である。そのようにする方法を、この著作で学んでいこう。
気になったところ 一部抜粋
悩みは解決するな
悩みというのは、解決しようと思っても、どのように解決すればよいかわからないものが多いだろう。では、これはどのように対処すればよいのだろうか?これに対する回答は、悩みを解決しないで解消することだ。人間は、だれしもが大小はあれども悩みを持っている。その悩みを、人生で最もつらいものだと考えてしまっている人が大半だと考える。しかしながら、この悩みは視点を変えてみると、案外つらくないようなものになるかもしれない。そして、その視点から悩みに向き合ってみると、いろいろな対処方法を見つけることができるかもしれない。そうしていくことで、我々は、悩みを解消していくことができるのだ。
見方を変えれば楽になる
我々は、途方もないことを考えるときに、何をすればよいのかわからずに停滞してしまうことがある。それは、狭い択からでのみ選択を行うためである。狭い択からのみでの選択から脱却するためにはどのようにすればよいか?それは、見方を変えることである。詳しい人ならわかるかもしれないが、前からのみ車を見ても、細かい車種まではわからないが、内装・横からの視点を追加してみるとわかることが増えるのではないか?それは、悩みにも同様のことがいえる。見方を変えることで、悩みに対しても様々なアプローチから解消することができる。そして、楽になる。いろいろな問題に関しても、この見方を変えることはよいことにつながることが多いため実践してみよう。
あとがき
この本を読んでの感想
この著作、言語化の魔力という名前にひかれて購入しました。内容としては、ビジネス的な側面での言語化の側面での内容かなと考えて、購入しました。読んでいくと、現代の疲弊した苦労や悩みを抱えた人間に対して、心理学的な側面から、うまく生活していくすべを身に着ける観点の著作でした。悩みと共存する。それは、悩みというそのものをなくしていくものではなく、悩みをあえて解決させず、コントロール下に置き、その悩みから生じるストレスを徐々になくしていく等々。いろいろなことを学ぶことができたと考えています。
この本のおすすめ度(☆4)
この著作は、悩みがないといった、現在進行形で人生が楽しい人に対しては、あまり向いてないかもしれないです。ただ、大半の人間は悩みを持ち、人生がつらいなどと感じている人が多数だと考えています。そのような人に対して、この本は読むに値する本であると考えています。心理学をベースとした、いろいろな悩みとの共存方法が記載されています。ほかの著作とは異なり、より一層と現代社会にもまれ悩みを抱えた人間に寄り添った内容だと感じました。図解もたくさんあり、理解しやすい著作の上に、文章も冗長ではなく読みやすいものであったため、少しでも人生のどこかで悩みを抱えている人は読んでみると、これからの生活が楽になるかもしれないですよ。