著者: 及川 貴生
概要
昨今、時代は大きな変革を迎えている。技術の面では、生成AIによりこれまでの仕事が、AIに取られていくという変革が起きている。また、災害の面では、東日本大震災やコロナパンデミック等。いろいろなことが起きている。その中で生き残るためには、どのように生きていくことが良いのだろうか。それは、「多動力」、「巻き込み力」にあると考える。それを、リーダーである医療法人柴生会 理事長の及川さんの経験から、切り込んでいく。
章ごとの概要
第1章リーダーこそ多動であれ
概要部でも述べた通り、今は変革の時である。技術のほうに目を傾けると、生成AIブームの到来である。現在は、OpenAI社のChatGPTや、GoogleのGeminiなどの様々なAIが登場してきている。AIの能力は、飛躍的に向上しており、学術面では大学の講義レベルであれば、問題なく理解することができるレベルにいる。そんな中で、どのようにしてリーダーや、普通の人は生き抜いていくのだろうか?それは、多動であることである。多動とは、いろいろなイベントに対して積極的に参加して、多くの人とかかわることであったり、経験を得ることである。また、計画を立てずにすぐに実行に移すといったことを指す。こう聞くと、無計画に突っ走りどこかでこけてしまい、無駄骨となるだろうと感じるだろう。それが、大きな間違いなのである。もし、イベント等に参加する際に、参加した後「自分にとってはあまり有意義ではなかった」と感じることがあるかもしれない。しかし、その後に自分にとってすごく有益な情報であることもありうるかもしれない。そのため、多動であることが大事なのである。また、失敗を恐れて、行動することができない人がいるかもしれない。失敗しないために計画して、結局行動することが遅い・しないにつながってはないだろうか?一度でも、計画なしにでも足を踏み出して、失敗すればよいのだ。失敗したとしても、たいていのことは気合で何とかなる。そして、その失敗からは得られるものが大量にある。これこそが、多動であることの理由だ。
第2章チームをワクワクさせる巻き込み力
リーダーが、よけいなお世話をかけることこそが大事である。会社などで、リーダーは数字だけを追い求めている姿もよく見かける。しかし、その中でリーダーがジュニアに対して成長を促す機会をしっかりと上げていたらどうなるだろう。そこで、実際にジュニアが成長を感じることができれば、リーダーについて行ってよかったと感じてもらうことができるだろう。そうすることで、グループ全体としての方向が定まり、全体の指揮を高めることができるだろう。
さいごに
この本を読んでの感想
この本を読んでの感想としては、前半にノウハウ的なところを記載して、後半に実体験を2者の側面から見ることができるのは非常に良いと思いました。1冊の本に、導入事例等が記載されていることで、1冊で完結している感が強くあり、良いと感じました。多動力、巻き込み力といったところでは、共感するところがありました。これからを生き抜いていくためのノウハウが得られるかもしれないといったところで、手に取った本でしたが、案外経営者としての悩みどころみたいなところが記載されていて、自分の見たかった分野の内容を一気に2つ見れた感があり、お得でした。
この本のおすすめ度(☆4)
多くの人に対して、おすすめできる内容だと感じました。直近出た本ではないので、AIの話題に関してはあまり言及されてはいませんでしたが、変革期を迎えている今にとても大事なことが書かれていると思います。構成としても、前半で言いたいこと、後半は実体験の内容だったため、忙しい人は前半だけを読むことで、大まかに理解することができ、深く理解したい場合は後半も読むことで巻き込み力の2者から見た際の視点を得ることができるので、読みやすいと思います。リーダーで、下がついてこない、何かと不安であるといったところがある人は読んでみてもよいかもしれません。